プロジェクトについて

プロジェクトについて

愛媛の柑橘を中心に
農家の人手不足解消を目的とします

主に収穫期の人手の確保は、農家毎に親戚や知人に声をかけ、ハローワークで募集をしていますが、まだまだ人手は足りていません。そのため収穫が遅れたり高齢化で体力的に耕作ができなくなったりしています。
それを地元や松山市周辺地域で、普段は会社員など仕事をしている方や定年で体力と時間のある方等でボランティアを募り、初心者の方は研修農園で作業の基礎をマスターしたお手伝いワーカーを確保することによって、農家も安定した収穫が見込め、生産性もアップします。

昨今のDX化の発展によって、人手が必要になった農家とお手伝いワーカーがつながる、利便性の良いスマホアプリの活用ができるようになりました。そこで、2025年10月からJA推奨「1日農業バイトアプリdaywork(デイワーク)」の有償ボランティアでの受付になりました。

お手伝いプロジェクトの12年のあゆみとこれから

2012年10月に八幡浜のみかん農家の人手不足の解消と地域活性化を目的に、八幡浜お手伝いプロジェクト実行委員会がスタートしました。お手伝いワーカーとして参加した方々は、農家が丹精込めて育てたみかんの美味しさと一緒に作業成果を喜び合う感動で、普段は味わえない人との交流や良い縁が繫がり、2年目からは地元企業がCSR活動として参加が始まり、全国からも愛媛みかんのお手伝いをしたいと学生や社会人の参加もありました。


また、お手伝い報酬のクーポン券で、地元の食材やお店で食事や買い物をすることで、人と物とお金の循環が図れ、地域活性化にも寄与することができました。すべてが順調だったわけではありません。農家から本当にボランティアで手伝いに来てくれるのか、作業はできるのかという不安の声もありました。また収穫期は毎日手伝いに来てほしいという農家の要請に、主に休日に参加するお手伝いワーカーでは応えることができないことの方が多かったのです。しかしながら、作業初心者には研修会で作業の仕方や目標を確認し、ワーカーと農家の意識統一を図りました。怪我や病気で困っていると連絡してくる農家へお手伝いに行けるように呼びかけて、駆けつけてくれるワーカーが多くいたことで、年々登録農家もお手伝いワーカーも増えました。


2018年の西日本豪雨災害後の人手不足を補う目的で、2019年から宇和島も始まり、企業団体参加も倍増しました。2020年のコロナ禍では、県外移動ができなくなったことで、農家の役に立ちたいという一般のワーカーも増えました。ワーカーはリピーター参加も増え、みかん農家を目指して就農した方もいます。

今後のお手伝いプロジェクトは、農業への関心の高まりと多様な働き方の広まりで、お手伝いワーカーを増やして、愛媛の農業の助けとなるプロジェクトを継続していきたいと思います。

沿革

2012年10月1日   八幡浜お手伝いプロジェクト実行委員会発足
2013年 第1期 105名 参加総数
2014年 第2期 122名 企業CSR活動 2団体参加
2015年 第3期 324名 企業CSR活動 8団体参加
2015年5月 19名 大洲内子柿摘蕾作業スタート
2016年 第4期 402名 企業CSR活動 12団体参加
2017年 第5期 470名 企業CSR活動 12団体参加・東京農業大学サークル参加
2018年 第6期 305名 企業CSR活動 11団体参加・中央大学サークル参加
2019年 第7期 438名 企業CSR活動 11団体参加
2019年10月 231名 宇和島お手伝いプロジェクトスタート
企業CSR活動 3団体
2020年7月1日   愛媛お手伝いプロジェクト本部創設
2020年 第8期 1459名 企業CSR活動 33団体参加
2021年 第9期 1207名 企業CSR活動 33団体参加
2022年 第10期 1049名 企業CSR活動 29団体参加
2023年 第11期 975名 企業CSR活動 33団体参加
2024年 第12期 918名 企業CSR活動 32団体参加

組織概要

愛媛お手伝いプロジェクト本部
本部長 北川 裕子 (松山市)
相談役 玉井 真吾 (八幡浜市柑橘農家)
相談役 二宮  崇 (宇和島市柑橘農家)
支援団体
西宇和みかん支援隊
南予果樹同志会
JAえひめ南営農振興部
事務局
㈱VOCE内
〒790-0811 愛媛県松山市本町3丁目2-14-2F
TEL/FAX 089-934-1722

八幡浜市まちづくり事業認定
西宇和みかん支援隊委託事業(援農者・新規就農希望者募集)
八幡浜元気プロジェクト認定